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17.めまい、頭痛、ムカムカ、嘔吐、心身症
 最近、このような症状の人が増えて来ている。小学生から高齢者まで年齢を問わずである。
 それで学校を休む、会社を休む、検査してもどこも悪くない、心の問題、つまり脳の拒否反応、いわゆる心身症である。

 嘔吐は延髄辺りの嘔吐中枢が反応して起こるそうだが何故か女性に多い、男と女では脳の構造が少し違うようである。
 脳はしゃべれないから嫌な事があると体のあちこちに不定愁訴を出して訴えてくる、私もう嫌、もう疲れた、と訴えてくる。聞いてくれるまで訴えてくる。その結果鬱になったり、引きこもりになったりする。

 こんな人が増えてきた。昔当院のスタッフにも掃除しろと言われると必ず咳が出る人がいた。医学の問題ではなく社会の問題ではないかと思う。人間に限らないけれど元気で健やかに生きていくためには脳にとって嫌な事はしない、脳が喜ぶことをすれば良いのだが実際にはそうもいかないところが辛いとこですねえ。
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