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18.歯ぎしり(歯軋り)
 歯ぎしりする人は結構多い。大体ほっぺの筋肉(咬筋)が発達して膨れているからすぐ分かる、ただ自分では分からない。歯医者さんで歯が擦り減っている、歯ぎしりしてませんか?と言われ気が付くようである。

 この歯ぎしりはなかなか厄介である。原因は緊張であるから治らないことはないが難しい。
 会社の上司や同僚がストレスであるとか外部の原因ならまだ対処の仕様があるが、歯ぎしりは自分自身が作り出してる潜在意識の緊張だから自覚がない。大抵は頑張らなくてはといったプレッシャーが多い。

 実際に頑張ってるかどうかは別だ。眠った時に潜在意識が表に出てくるので、一晩中頑張らなくっちゃと力が入ってるもんだから朝起きたら体中カチカチで疲労困憊である。

 歯ぎしりを治すためには、頑張らなければと刷り込まれた潜在意識を変えていかなければならない、だから難しい。人生観を変えるくらいでないと治らない。悟りを開くくらい難しいものなのだ。
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