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22.背中が曲がる、頭が垂れる、のは筋力低下ではなく脳の問題
 アメリカ航空宇宙局NASAの最新の研究で、宇宙飛行士が、無重力空間でいくら筋トレをしても骨のCAが溶けてくるのは、耳の三半規管が動かないため、脳も筋肉を動かしてる神経に電気を流さなくなるからということが分かった。

 だから3時間じっと座って三半規管を動かさないと寿命が20分縮むそうだ。
 姿勢を真っ直ぐに保つ脊柱起立筋は、脳から絶えず連続して信号を出し続けないとフニャっとなる。瞬間的に力を入ればいい他の筋肉とはそこが違う。
 脳が弱ると絶えず信号を出し続けることが出来ないから姿勢が垂れてくる。
 最近、若い人でも背中丸めて膝も曲げて歩いている人が増えたけど、気力が落ちている証拠である。

 気力とは脳の活発さである。胸張って堂々と闊歩している人は気力充実、見ていても気持ちが良いですね、もっとも私も他人の事を言えなくなってきましたが。
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