 |
| ２５．治療時間が長いほどよく効く？ |
治療時間は、長いほどよく効くのか？
結論から言うと短ければ短いほど治療としては優れています。
犬や猫を見ていると体調が悪いときは黙ってじっと寝ている。人間みたいにギャアギャア騒いで病院行ったりしない。
無駄なことにエネルギーを使わず、ただ治すということに集中している。
極端に言えば何もしないのが一番良い治療の場合もあります。
治療というのは、自然治癒力をチョット刺激してやるだけで良い、後は自分で治る。
早く治してやろうと、刺激を沢山与えれば与える程弱った身体に不要な負担を掛けることになる。
これは駆け出しの鍼灸師が陥りやすい罠である。あそこにもここにも請われるままに出来るだけ沢山針をすると、この先生は本当に丁寧に時間をかけて全部悪い所針してくれる、と喜ばれるもんだから余計嬉しくなって、その挙句刺激が過剰になって却って悪化させたりする。
自律神経が反応して回復に向かうのは20分以内で十分。鍼灸は自律神経を介して治療するので、慰安的な施術は別として本当に病気を治すのなら刺激量も時間も最小限にこしたことはない。 |
|
|
|
